SLBが見た、読んだ、本や映画などを評価するブログ。
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TUTAYAのカードを取得する決意を
したきっかけにもなった映画です。
探すも古すぎて無く、結局amazonにて購入。
古めかしいパッケージにわくわくしました。
原作が前に紹介した
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」
の映画です。
(URLは前に紹介した時のレビューページです)
kawananasi.blog.shinobi.jp/Entry/11/
内容。
2019年、酸性雨が降りしきるロサンゼルス。
強靭な肉体と高い知能を併せ持ち、
外見からは人間と見分けが付かないアンドロイド=「レプリカント」が5体、
人間を殺して逃亡。「解体」処分が決定したこの5体の処刑のため、
警察組織に所属するレプリカント専門の賞金稼ぎ=「ブレードランナー」である
デッカード(ハリソン・フォード)が、単独追跡を開始するが・・・
(amazonより画像、内容転載)
評価は40点です。
SLBは原作を読んでから見たのであまりそういった
視点からは評価しないつもりでしたが、はっきり言って
ぎりぎりこの評価というのが正直なところ。
40点分は内容のカオスさ。
ロサンゼルスの町並みが舞台ですがあらゆるものが
古めかしくも想像した未来の都市って感じがしました。
日本語、ドイツ語、英語だったかな(曖昧・・・)
が混ざった言語、街中を飛び交う空飛ぶ車、
街頭のスクリーンで映し出される和服を着た日本人の女性、
町行く人の服装、酸性雨に濡れた街中、意味不明な音・・・・。
挙げれば星の数ほど挙げられます。
それらが混ざり、混沌としたロサンゼルス。
それだけでも見る価値はあります。
混沌としすぎて不安を覚えるくらいでした。
それとBGMがカオス化した町並みに非常に合ってる。
これが40点分です。
マイナス点はまず原作と大幅に違う。
原作のよさがまったくない。
主人公、デッカードがアンドロイドを追いかける理由が
本物の動物ほしさに仕方なく追う設定が原作ですが、
映画版は上司の無理やりな命令で追う事になってます。
それと一番重要とも言える原作にかかせない、
ムードオルガン、フォークト=カンプフ性格テスト、共感ボックス・・・。
これらが出ない。
フォークト=カンプフ性格テストは出たもののあまり説明も無い。
デッカードがこれを使ってアンドロイドを始末するシーンがない。
共感ボックスが出ないのは原作と区切りをつけたからだろうと思いますが、
これじゃただの近未来の都市を描いただけの映画ではないのか。
少なくとも原作とは完全に別物ですね。
それとデッカードが「自分もアンドロイドじゃないのか?」と苦悩しながら
アンドロイドを始末するシーンが無い。
戦闘シーンがお粗末過ぎる。
以上があがり、低めの点数となりました。
原作と違うといってもちょっと駄目な映画かなと思いました・・・。
ですが、最初にあげた通り、カオス化したロサンゼルスは見ものです。
原作を見ていない人は楽しめる内容だと思います。
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