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SLBが見た、読んだ、本や映画などを評価するブログ。
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79c1c274.jpeg 「超」久々の更新ですね^^;

まぁ前置き無しで本の紹介をすることにしますw


伊坂幸太郎の小説です。
前に他の伊坂さんの小説を
読んでいたので気になって買ったのと
最大の要因はタイトル。
精度とは・・・?そう考えて引き寄せられました。


いつもの本紹介。

――CDショップに入りびたり、苗字が町や市の名前であり、
受け答えが微妙にずれていて、素手で他人に触ろうとしない―
そんな人物が身近に現れたら、死神かもしれません。
一週間の調査ののち、対象者の死に可否の判断をくだし、翌八日目に死は実行される。
クールでどこか奇妙な死神・千葉が出会う六つの人生。


評価は98点!
久々に一気読みしてしまうような面白い小説でした。
5回に分けて読みましたが読むのが楽しみになったほどでした。
短編が6つあり、丁度いい長さで読みきれるので
小説を読み終えたときの独特の疲れみたいのがありませんでした。

死神千葉さんの会話が面白く、記憶に残るような奇妙なやり取りが
妙に面白かったです。
「仕事だからだ」―― 
このセリフが幾度と出てきますが使い方が的確であり、
セリフ自体、仕事とは何か?という問いにも答えられるような答えだと思いました。
会話の中で死神と話す人の比喩表現などに千葉さんが突っ込むのが面白い。
なるほどねー。と言いたくなってしまう。

話の始まりから終わりまで考えつくされた構成、描写。
そして何より、この小説の素晴らしいところは―――

・・・・・言いたいところですがこれ書くとこれから
読もうとしてる人の楽しみをほぼ9割方奪ってしまうので控えます。
最後の物語にあたる「死神対老女」を読んでもらえると
SLBがなぜ素晴らしいとこを隠したかわかると思います。


マイナスにあたる2%は先ほどSLBが評価した「会話の多さ」。
これはこの本のテーマが「死神と人間」というテーマなら
しゃーないですが、読む人によっては、
「描写が少なくてただの言葉遊びを描いた小説だ」と言いそうです^^;

ですが今回のマイナス点、SLBは無理やり考えて生み出した2点です。
まず通常に読んでてマイナス点を感じる事はないはず・・・。
マイナス点を感じるのは読書家だけでしょうね。

普段から本を読まない人、読む人どちらも面白がることでしょう。
是非SLBが隠したこの本の素晴らしさを見つけていただきたい。
恐らくこの小説を読み終えたとき心がすっと晴れやかになると思います。

SLB推薦図書です。
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